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W210/S210は、メルセデス・ベンツの2代目Eクラスを指すコードネームである。頭文字の“W”はセダン、“S”はステーションワゴンを表す。 == 概要 == 10年に渡り販売されたW124の後継モデルとして1995年に発売。フロントマスクでは楕円形の4灯式ヘッドライトが特徴。 フロントサスペンションがW124のストラットからダブルウィッシュボーンに変更されたほか、ステアリングが伝統のボール&ナット式からラック&ピニオン式となった。 サイド・エアバッグをドア内蔵方式としては世界で初めて採用し、ASRやESPも設定されるなど、更なる安全性向上が図られている。室内も拡大され、後席の居住性が大幅に改善された。クーラーボックス機能付きコンソールボックス、フルオートエアコン (後席エアコン吹出口付き) に加えて、モデルライフの途中からはCD-ROMナビゲーションシステムや自動防眩ミラーの標準装備化など、快適装備も充実している。 W210の新車価格は発売開始当初、E320で680万円と、先代よりも30万円程度安くなったが、一方で1990年代中盤に発表されたメルセデス・ベンツの他の車種同様にコスト削減に伴う品質低下を指摘する声も多く、現在の中古市場の価格はW124と逆転しているケースも見られる。なお、W210以降のEクラスにはクーペが設定されず、W114から続くコンパクト・メルセデスのクーペとカブリオレは終焉を迎え、代わりにW202をベースとしたCLK (C208/A208)がデビューしている。E400ではドイツ本国ではE420と呼ばれているが、日本では420という数字が「死に」を連想させるためにE400とモデル名が変更された。 なお、クライスラー・300Cなどに採用されているクライスラー・LXプラットフォームは、W210のプラットフォームをベースに燃料タンク位置の変更など大幅なアレンジを加えたものである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「メルセデス・ベンツ・W210」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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